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Diary

デジタル化はまだまだ遠い

                                                                                                                                  Photo by Ridham Nagralawala on Unsplash

こんにちは、かずなごです。

今日は彼のマイナンバーカードの受け取りに市役所へ行ってきました。

土曜日に行ったのが悪かったのか、やばいくらいの長蛇の列でした。12時に着いたのに終わったのは3時。番号札の機械はあったものの、デジタル化がされている気配はなく、システムが全然機能していないように見えました。

驚いた点
  • 入り口に機械がなく、職員の人が手で番号札を配っていた。
  • 案内板が何もない
  • 混雑した中、一人の職員の方がもうすでに説明が始められていて、途中参加で説明を聞かなければならなかった。
  • マイクを使っているようだったが、明らかマイクがオンになっていない状況で、注意深く聞かないと聞き漏れる可能性大
  • 番号を呼ばれた際にその場にいなかった人が、あとからやって来て、今並んでいる列の一番前に入れてあげていた。  ←これは日本人の優しさで、市民のことをお客様と思って扱って下さる職員の優しい対応なんだろうなとは理解できるのですが、なんだか不公平だなあとも感じてしまいました。
  • 紙を渡されて暗証番号を決めてそこに書いてくださいとのこと。紙です。そうだよな。

 

そもそも入口の職員の人に気付かなかったら、番号札をもらずわずに、ずっと立ち尽くしていたかもしれません。まあ相手は日本人なので、わからないことや聞き漏らしたことは職員に聞きに行けばいいのですが、外国人にはなかなか酷な状況だなと感じました。お年寄りにだって全く優しくありません。

もちろん英語の説明書きなんてものはありません。ここは日本だから郷に入れば郷に従えと言うことで、しょうがないとは思いますが、もう少し色んな世代の方やハンディキャップを持った人にでもわかりやすく優しいシステムであってほしいと願います。

オランダではこういう何かを受け取る場合、オンラインで申請するのはもちろん、オンラインで○月○日の何時〜何時の間に、○番窓口に来てくださいと通知が来て、そしてその時間に行くと長時間待たずに手続きが簡潔に終わるシステムが組まれているそうです!

 

日本は優れた技術をもっていて、有名な企業もたくさんあるのにかかわらず、かたや役所等に行くと何年も前のやり方をずっと通している、もしくは少しずつ進歩しているが他国に比べて遅れをとっている姿を見て、驚きを隠せません。

これは彼から聞いた話ですが、たまたま仕事で出会ったアメリカ人の方と日本について話していたそうなのですが、その方は約20数年前に日本にやって来て、その際に日本の最先端の素晴らしい技術に感動したそうです。でも月日は流れ現在になっても、日本は殆ど変化が無くて、約20年前には日本より遅れを取っていた国々がどんどんデジタル化を進め、日本を追い越して行っているのを感じると仰っていたそうです。

彼は日本人は不満を言わないと言います。

例えばオランダだと、不満があるとみんな堂々と声を上げるそうです。これは何もオラオラ~怒!と怒鳴り散らすのではなく、意見を申し出るという意味です。今日起こったマイナンバーカード受け取りでの状況であっても、好き好んで待つ人はいませんし、みんなスムーズに進む方が良いに決まっています。ですが、だれも声をあげません。じっと耐えます。行政はそういうものだと思っています。私も文句を言いながら「どうせ言ってもなにも変わらないから」とあきらめてしまいます。

ですので、私も少しでも声を上げたいなと思います。もし自分に子供が生まれたり、次の世代の子たちがもっとスムーズにデジタルを利用してみんなに優しい社会になればいいなと本当に思います。