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Diary

Beware of phone scam

                                                                                                                                Photo by Ahmed Fareed on Unsplash

 

こんにちは、かずなごです。

先日ショックな出来事が。父親が詐欺にあってしまったのです。こんなことブログに書くべきか色々悩んだのですが、もしかしてたまたまこれを読んだ方を詐欺から守れことができるかもと思い記録に残しておこうと思います。

 

事件の詳細

先日父親が自宅PCでwebページを色々見ていた所、突然「あなたのパソコンはウイルスに侵されています。すぐに◯◯へ電話してください」と050から始まる電話番号が表示された画面が現れたそうです。そしてPCをシャットダウンすると、データが失われるので、絶対に閉じるなとのこと。

父親はそこで怪しいと思わずに、まんまとその番号に電話をかけてしまいました。

そこで今すぐ修理しないと大変なことになる、様なことを言われたようで、1年プランなら◯◯円、3年なら◯◯円、5年なら◯◯円と修理金額の案内が画面に出たとのこと。そして選んだプランの金額をギフトカードで今すぐ払えというものでした。

 

繋いでいた電話は切らさずに、そのまま繋いだままで、父親はすぐにコンビニに走らされ、ギフトカードを購入し、ギフトカードに書かれた番号をパソコンに入力しました。が、こんなことで簡単に終わりません。詐欺師は、「この番号は間違っているので支払いができない。あなたが間違って番号を入力してしまったに違いない。すぐに新しいカードをもう一度買って、再度入力し直せ。」と言うんです。

 

父親は真面目な性格なので、本当に自分が間違えてカード番号を入力してしまったと思い込んでしまいました。すぐさま、また同じコンビニへ新しいカードを買いに走りました。そして番号を入力するも、またしてもこのカードはおかしいとのこと。そしてそれでも父親はおかしいなと思いつつも、気づかずもう一度新しいカードを買いに行きました。

 

たまたまこの日、私と母親がちょうど一緒に用事で出掛けていて、いつも家にいる母親がおらず、異変にすぐ気づくことができませんでした。
3枚目のカードを買った後、母が帰宅して異変に気づき、すぐに私に電話をかけてきました。そこでやっと詐欺に気づくことができたのです。恐ろしいことに、母親が気づかなかったら、父親は4枚目のカードを買いに走ろうとしていたとのこと。

 

父親からの電話を切ってから、もう私は頭が興奮状態でした。父親が汗水たらして働いて稼いだお金をこんなに簡単に奪われてしまうのはとても悲しくてショックでした。

 

被害に遭わないために何ができるか

 

  • 難しいだろうけど、一旦深呼吸して冷静になる

皆さんはここまでお読みになってお気づきかもしれませんが、詐欺師がカード番号が間違っていると言っていたのはもちろんウソで、お金をどんどん巻き上げようとしていたからです。

 

詐欺師は、米国大手の会社名と名前を名乗ったそうで、父親はその名前を検索したらすぐヒットして実在の人がいるとわかりなぜかそこで安心してしまったそうです。なんでそんなん信じるんやー!と娘の私は怒りたくなりました!だって詐欺師が勝手にその人の名前を名乗ることなんて簡単ですし、電話口にいる人が本当にその人かなんて、分かるはずもありません。

後から冷静に考えればわかることも、その時パニックになっていたら気づけないのかもしれません。そもそも、米国大手会社関係?の人がわざわざ個人宅に電話なんてしません。絶対にしません。その時点で?マークをつけてくださいね。まずは深呼吸して、電話は絶対にかけない、出ないを鉄則に。

 

  • 日頃から新しい情報を入れておく

こういう詐欺があるということを知っていれば、絶対に防げたであろう事件でした。

そもそもこんなギフトカード詐欺なるものがあるとは知りませんでした。オレオレ詐欺やスパムといったものにはなじみがあったのですが、詐欺師はあの手この手を使って犯罪を犯してきます。米国大手会社のWEBページを見てみると、そのような詐欺が多発しているのでご注意くださいといった案内もありました。YouTubeで調べてみると、警察署の方がアップしている公式のビデオなんかも沢山ありましたので、ぜひぜひチェックしてみてください。知っていたら防げます。

今回の件で自分がいかに無知かを思い知らされました。

 

  • 変な画面が突然出たら、PCをシャットダウンして、可能であれば修理店等にもって行きチェックやクリーニングをしてもらう。

 

今回、すぐに旦那様がパソコンをチェックしに実家に行こうと言ってくれてたことが、なによりも嬉しかったです。私と電話で話している間も、詐欺師から家の電話に架電があり、とにかく電話には一切出ないことと、PCはシャットダウンして絶対に開けないようにと念を押しました。

次の日彼と実家に向かって、彼がPCのクリーニングをしてくれました。見てみると遠隔でソフトウェア?が入れられており、父親がPCを立ち上げた時に相手側も気づく様になっていて、こちら側がそれに気づかずに、普通にネットで買い物などをし、遠隔操作でその詐欺師たちもそれを見ていて、クレジットカードや銀行などの情報を盗み取れるようになっていたそうです。恐ろしい。ここのところの詳細は私は詳しくないので、気になるようなら調べてみてください。

 

なので、ギフトカードを払わされただけでなく、その後に大事な個人情報が盗まれる可能性もあるとのことなので、彼曰く、クリーニングをおすすめするそうです。

※先にも述べましたが、この辺の知識は彼から教えてもらったことをざっくり記載していますので、もし間違った内容があれば、ご容赦ください。

 

  • 不審に思ったら誰かに連絡する

とにかく、今後は我が家のルールとして、少しでもなにかおかしいと思ったらすぐに家族の誰かに連絡、相談すること。を約束事項としました。勝手に1人で判断しない。しかも今回はPCのエラーメッセージから来るもので、我が家にはITエンジニアの旦那様がいるのに!!外国人の義理の息子ということで言葉の壁もあり、連絡するのに躊躇してしまったとのこと。年配の方ばかり狙われるのではなく、私だっていつ何時こんな被害に遭うかもわかりません。何かあれば相談するようにします!

 

  • 各所との連携

両親は今回のことを警察に報告しに行きました。父親のお金はもう戻ってはきませんが、次狙われる方が被害に遭わないようにとの思いからでした。
また、私が見たビデオの中ではコンビニの店員さんが何度もギフトカードを買いに来る被害者に対しておかしいと気づき、「このカードは何にお使いですか?詐欺に遭われていませんか?」と気づく場面がありました。今回父親が被害にあった時は、コンビニ店員さんは何も気づいてくださらなかったようで、(もちろん店員さんを責めているわけじゃありません!)両親はそのコンビニにも後日、こういう事件があったので、もし今後被害に遭われているかもと不審に思われるお客さんが来たら、一言声かけお願いしますと、報告に行ったそうです。

 

 

パソコンの知識もなく、詐欺にも気づかないなんてバカ~と思われるかもしれませんが、誰にだって起こりうることですし、どこかで詐欺に遭われている最中の方に出くわすことだってあるかもしれません。ご本人はもちろん、身近な大切な誰かを守るためにも、「こういう事件があるらしいし気つけや~」と、声をかけあっていきましょうね。

 

ちなみに詐欺はscam、fraudといいます。どちらも同じように使えるそうですが、あえて違いは何か聞いてみると、scamよりfraudの方が被害が大きくて深刻度が増すとのこと。
彼は詐欺に遭いました。 → He got scammed. と言えるそうです。

 

どうかこんな英文が飛び交わずに、明日も幸せに暮らせますように!