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international marriage

Our wedding day!

こんにちは、かずなごです。

先日待ちに待った私たち夫婦の結婚式がありました。

私たちは彼が外国人ということもあり、日本であげるなら絶対に和婚がいいなと思い神前式のスタイルを選びました。
今日は神前式ってどんなことやるの?と調べている方のお役に立てればと思い、自分の体験談を書きますね。

神前式(Shinzen-Shiki)とは
神社や神殿で執り行われ、八百万(やおよろず)の神々に誓いを立てる日本の伝統の結婚式です。

私たちは
場所は実家近くの神社を選びました。私の中で神前式ならここ一択。と言うのも、この神社に行くといつも心が洗われるような気持ちになるんです。それくらい良い”気”が放たれています。前日までポツポツ雨が降ったりと天気が微妙だったのですが、なんと当日は二重丸の快晴!澄み切った空気と良いお天気の中、結婚式の日を迎えることができました。

神前式ってどんなことをやるの?

 

-花嫁行列-
まず結婚式場の入り口の前に参列者全員が集まり、神殿まで花嫁行列が行われます
私たち夫婦を先頭に、その後ろに父、母、兄と最後尾は私の友人までが一列になって歩きます。私の母が和傘を持っているのですが、それをさしても構わないかとお聞きしたところOKを頂けて、嬉しいことに母親の和傘を彼にさしてもらいながら、歩くことが出来ました。

花嫁行列の注意点は、境内を歩くので、通常の参拝者の方々にじーっと見られること笑。それはそれは恥ずかしかったのですが、背筋をピッと伸ばして堂々と歩いてきました〜。幸せオーラ振り撒いてきました!

そして境内の所まで来たら、二礼二拍手一礼をします。そして建物の中に入り、神殿に向かいます。

-式次第-

  • 手水 (temizu)

神殿の前でまず手を洗います。新郎は手洗い場で実際に水を出して洗うのですが、新婦は手を濡らしません。巫女さんが差し出してくれた紙を握るだけでした。これは、昔は白無垢を着た花嫁は手にも白粉を塗って化粧をしていたことから、このようなしきたりが今も続いているそうです。

私の父親までは手洗い場で本当に手を洗ったのですが、そこから母親から先はアルコール消毒してくださいと言われていて、あぁ、コロナの影響がこんな所まで!?とウケてしまいました。

  • お祓い (oharai)

そして神聖な神殿に入る前に、祭祀からお祓いを受けていざ中へ。

  • 祝詞奏上(norito so-jo)

斎主が神様に新郎新婦の結婚を報告する儀式となります。出身地や両親の名前などが入ってます。

  • 三々九度 (san-san-kudo)

大中小のサイズで重ねられた盃を巫女さんが持って来てくれます。始めは小さい盃からお酒を注ぎ、新郎が最初にそれを飲みます。次に同じ盃で新婦が飲む。これを中と大の盃も同じように行います。
お酒の飲み方もただゴクリではなく、決まった飲み方があります。一回目二回目は顎くらいまで盃をあげるだけで、三回目に実際に口をつけるんです。これは巫女さんも同じでお酒を注ぐ時は一回目二回目は注ぐ仕草だけで、三回目に実際に盃にお酒を注ぎます。

  • 神楽(kagura)

巫女さん達が神楽を踊ってくれました。写真には写っていませんが横で和琴も弾いてくださり、とても神秘的な時間を過ごしました。

神楽とは? 神を祭るために奏する舞楽のこと。(goo辞典より)

  • 誓詞 (seishi)

日本人でも難しい昔の表現の日本語を彼が頑張って読んでくれました。ローマ字で書いたカンニングペーパーを紙の中に貼り付けて、見事にクリア!

  • 指輪交換

これは教会での結婚式と同じで、お互いに指輪をはめ合います。但し、誓いのキスは無し笑

  • 玉串奉納 (tamagushi-hono)

これが一番緊張しました。榊を神様に奉納するのですが、巫女さんから受け取る時は必ず両手で、それをひっくり返してお祈り。さらにひっくり返して奉納し二礼二拍手一礼と、やること盛りだくさんでなんとか間違えずに出来ました。式が始まる前にスタイリストさんに、間違えたって自分たちだけしか気づかないから気にしなくていいんですよ〜と言ってもらえてたので、だいぶ気持ちが楽になっていました。

この次に、通常であれば仲人さんによる玉串奉納があるのですが、私達は仲人はいませんので、式場の方からご両親でも構いませんよと言って頂き、私の両親が大役を務めてくれました。

  • 斎主寿詞 (saisyu-jyushi)

神主さんからお祝いの言葉も頂いて、無事に結婚式を執り行うことが出来ました。

 

-終了-

ここで一旦式は終わりなのですが、隣の部屋に親族だけ移動し、家族紹介とこれからよろしくお願いしますという気持ちを込めて乾杯が執り行われます。我が家は彼側の家族はいませんので、乾杯だけが行われました。そもそも神社側からは家族がおられないなら、乾杯の儀も無くしてもいいですよと言われたのですが、彼がやりたいとリクエストがあったので、お願いする運びとなりました。

そしてまた花嫁行列で来た道を戻り、参拝者が大勢いる中で記念撮影!私の家族はみんな口々に恥ずかしい恥ずかしいと言ってました笑 気温も益々上がっていて汗だくの中、頑張りました。どうか化粧ドロドロの私が写っていませんように笑

 

-結婚式を無事に終えて-

終わったら速攻でビャビャビャーっとスタイリストさんたちが着物を脱がせてくれて、解放!こうして私たち夫婦の結婚式は無事に終わることが出来ました。本当に良い式になって幸せいっぱいです。

私の両親もその昔、神前式で結婚式を挙げたそうです。その時にも三々九度や玉串奉納をしたそうで、「お父さんの時はすんなり誓いの言葉をスラスラ読めた」とか「お母さんの時は着物が分厚すぎて三々九度の盃が口まで届かなかった」などと話を聞くきっかけにもなって良かったなと思います。

夜は別のレストランでみんなで食事会をし、楽しい時間を過ごしました!

厳かな雰囲気の中、結婚式を挙げることができました~♡